AI活用

AIエージェント開発会社の選び方

AIエージェント開発を相談できる会社が複数あると、何を比べればよいか迷うことがあります。デモだけでなく、今の業務をどこまで理解しようとしてくれるかも、ひとつの手がかりになります。

執筆 株式会社Live Rider読了目安 8分AIエージェント・会社選び・発注前

AIエージェント開発会社の提案には、チャット画面や自動処理のデモが含まれることがあります。デモは可能性を知る手がかりになります。

比べるときは、今の業務をどう理解してくれるか、公開後も相談できそうかを見ていくと、ご自身に合う相手を選びやすくなります。

今の業務を、どのように理解してくれるかを見ます

提案を聞くときは、AIで何ができるかだけでなく、現在の業務のどこを変え、誰の判断を残すのかを説明してもらいます。現場の用語や例外を確認する質問があるか、相談した内容が業務フローや対象範囲に反映されているかを見ます。

業務を聞いた結果が、画面、データ、確認者、例外の一覧などに変わっていると、提案の前提を比較しやすくなります。聞き取りが機能一覧だけで終わっていないかを確認します。

  • 対象業務と対象外業務を言葉にしているか
  • 現場の例外や判断の分岐を質問しているか
  • 入力、処理、出力、確認者を整理しているか
  • 業務理解の結果を資料や試作に反映しているか

今使っている仕組みとのつながりも、聞いてみます

AIエージェントを業務で使うには、現在のシステムやファイルから情報を受け取り、必要な結果を戻す設計が必要になる場合があります。連携先、データの持ち主、認証、権限、更新方法を確認する質問があるかを見ます。

連携ができるという説明だけでなく、読み取りと書き込みの範囲、同期方法、失敗時の再実行、ログの確認者まで提案に含まれているかを比較します。

  • 既存システムやファイルの確認方法
  • 読み取り・登録・更新の権限設計
  • 同期頻度と連携エラーの扱い
  • 認証情報、ログ、再実行の運用

使い続けられそうか、確かめ方も聞いておけます

AIエージェントの品質は、デモが一度うまく動いたかだけでは判断できません。実際に近い入力を使い、必要な情報を含むか、誤った処理をしないか、人が確認しやすいかを継続して評価する必要があります。

提案会社が評価用の入力、合格条件、差し戻し条件、再評価の方法を説明できるかを確認します。評価を誰が行い、業務ルールが変わったときにどう更新するのかも質問します。

情報の扱い方や、止められる仕組みも確認できます

業務データには、利用者によって見せてよい範囲が違うものがあります。AIエージェントが誰の権限で何を参照し、どの操作を行えるのかも、相談のなかで確認していけます。人の承認が必要な処理を止めておけることも、安心して使うための手がかりです。

いつ、誰が、どの入力をもとに、どの処理を行ったのかを追えるか、問題が起きたときに停止・確認・再開できるかも聞いてみるとよいでしょう。安全に使える範囲を一緒に考えてくれるかどうかも、相談相手を選ぶ手がかりになります。

  • 利用者・役割ごとの参照範囲
  • 実行できる操作と人の承認
  • 入力、出力、実行履歴のログ
  • 停止、差し戻し、再開の方法

公開後も相談できる体制か、確かめておけます

公開後は、参照資料の更新、業務ルールの変更、利用者からの質問、誤りの確認、改善要望が発生します。誰が問い合わせを受け、どの範囲を設定で直し、どの範囲を開発として扱うのかを確認します。

初期開発の担当者、運用の窓口、改善の判断者が分かれる場合は、それぞれの役割と連絡方法を資料にしてもらいます。公開後に相談できるかだけでなく、改善の優先順位を一緒に考えられるかを比較します。

  • 参照資料・業務ルールの更新担当
  • 問い合わせ、障害、改善要望の窓口
  • 設定変更と追加開発の境界
  • 評価を見直し、改善を判断する流れ

まとめ

  • デモと合わせて見たい、今の業務への理解
  • 既存システムとのつながりと、情報の扱い方
  • 使い続けられそうかを判断するための、確かめ方
  • ログや停止の仕組みも、確認しておきたい点です
  • 公開後に相談できる体制か、という比較軸