システム開発の打ち合わせでは、「これもできたら便利」「将来的にはこれも欲しい」という話が自然に増えていきます。
どれも大切に思えるからこそ、今いちばん助けになりそうなことから順番を考えていけます。
まず必要なことと、あとで考えられることを分けます

最初に分けたいのは、業務が成立するために必要な機能と、あると便利な機能です。
たとえば予約管理であれば、予約を登録する、空き枠を確認する、重複を防ぐといった機能は必須に近い一方、細かな装飾や高度な分析は後回しにできる場合があります。
- これがないと業務が止まる機能
- ミスや事故を防ぐために必要な機能
- 手間は減るが後から追加できる機能
- 利用頻度が低い機能
使う頻度や困りごとの大きさも、手がかりになります

優先順位は、声の大きさだけで決めると偏ります。利用頻度と業務への影響を組み合わせて考えると、判断しやすくなります。
毎日使い、ミスが起きると顧客対応や売上に影響する機能は優先度が高くなります。年に数回しか使わない機能は、手作業で残す判断もあり得ます。
- 毎日使うか、月に数回か
- ミスが起きたときの影響は大きいか
- 複数人が使うか、一部の担当者だけか
- 手作業で残した場合の負担は許容できるか
最初に取り組む範囲を、一緒に考えます

初回リリースは、すべての理想を詰め込む場ではありません。業務上の大きな課題を一つか二つ確実に改善する範囲に絞るほうが、導入後の学びも得やすくなります。
使い始めてから見えてくることもあるため、最初から完成形を決めすぎなくても大丈夫です。
まとめ
- 欲しい機能が多いときに必要な、順番の整理
- まず必要なことと、あとで考えることの切り分け
- 使う頻度や影響の大きさが、優先順位の手がかりになります
- 最初に取り組む範囲は、小さくても大丈夫です
- 最初に作らないものを決める、という選択肢


