システム開発の相談前に「何を用意すればよいですか」と聞かれることがあります。最初から詳細な仕様書を作る必要はありません。
むしろ大切なのは、今どのように業務が回っていて、どこで困っていて、誰が使う想定なのかがわかる材料を揃えることです。
今使っている資料を集める

相談時に役立つのは、現在使っているExcel、紙の帳票、メール文面、チャットの運用ルール、既存システムの画面などです。
資料が整っていなくても問題ありません。実際に使われているものを見ることで、開発側は業務の流れや入力項目、判断ポイントを把握しやすくなります。
- 現在使っているExcelやスプレッドシート
- 紙の申込書やチェックリスト
- 定型メールやチャットの文面
- 既存システムの画面キャプチャ
- 集計や報告に使っている帳票
困りごとは、場面で伝える

「管理を効率化したい」だけでは、どこから改善すべきかが見えにくいです。困っている場面を具体的に伝えると、必要な仕組みを考えやすくなります。
たとえば「毎週月曜に担当者が2時間かけて集計している」「予約変更が電話とチャットに分かれて見落とす」といった形です。
- いつ発生する困りごとなのか
- 誰が対応しているのか
- どれくらい時間がかかっているのか
- ミスが起きると何に影響するのか
利用者と利用場面を整理する
誰が使うのかだけでなく、どの業務のどの場面で使うのかを整理すると、必要な画面や権限を考えやすくなります。
利用者、利用場面、使う端末を次のように書き出しておくと、相談時に前提を共有しやすくなります。
- 誰が使うのか(担当者、管理者、顧客など)
- どの場面で使うのか(登録、確認、承認、報告など)
- どの端末から使うのか(パソコン、タブレット、スマートフォンなど)
まとめ
- 詳細な仕様書がなくても相談できる
- 実際に使っている資料が役に立つ
- 困りごとは場面と頻度で伝える
- 利用者と利用場面を整理する
- 未決事項も早めに共有する



