相談準備

システム開発を相談する前に用意しておくとよいもの

初回相談では、きれいな仕様書よりも、現場の実態がわかる材料のほうが役に立ちます。完璧にまとめる必要はありませんが、最低限の情報があると話が早く進みます。

2026.07.08執筆 株式会社Live Rider読了目安 6分初回相談・業務整理・システム開発

システム開発の相談前に「何を用意すればよいですか」と聞かれることがあります。最初から詳細な仕様書を作る必要はありません。

むしろ大切なのは、今どのように業務が回っていて、どこで困っていて、誰が使う想定なのかがわかる材料を揃えることです。

今使っている資料を集める

相談時に役立つのは、現在使っているExcel、紙の帳票、メール文面、チャットの運用ルール、既存システムの画面などです。

資料が整っていなくても問題ありません。実際に使われているものを見ることで、開発側は業務の流れや入力項目、判断ポイントを把握しやすくなります。

  • 現在使っているExcelやスプレッドシート
  • 紙の申込書やチェックリスト
  • 定型メールやチャットの文面
  • 既存システムの画面キャプチャ
  • 集計や報告に使っている帳票

困りごとは、場面で伝える

「管理を効率化したい」だけでは、どこから改善すべきかが見えにくいです。困っている場面を具体的に伝えると、必要な仕組みを考えやすくなります。

たとえば「毎週月曜に担当者が2時間かけて集計している」「予約変更が電話とチャットに分かれて見落とす」といった形です。

  • いつ発生する困りごとなのか
  • 誰が対応しているのか
  • どれくらい時間がかかっているのか
  • ミスが起きると何に影響するのか

利用者と利用場面を整理する

誰が使うのかだけでなく、どの業務のどの場面で使うのかを整理すると、必要な画面や権限を考えやすくなります。

利用者、利用場面、使う端末を次のように書き出しておくと、相談時に前提を共有しやすくなります。

  • 誰が使うのか(担当者、管理者、顧客など)
  • どの場面で使うのか(登録、確認、承認、報告など)
  • どの端末から使うのか(パソコン、タブレット、スマートフォンなど)

決まっていないことも共有する

相談前にすべてを決める必要はありません。むしろ、決まっていないことを隠すと、後から前提が変わりやすくなります。

未決事項は未決のまま共有し、どの順番で決めるべきかを一緒に整理するほうが、現実的な進め方になります。

まとめ

  • 詳細な仕様書がなくても相談できる
  • 実際に使っている資料が役に立つ
  • 困りごとは場面と頻度で伝える
  • 利用者と利用場面を整理する
  • 未決事項も早めに共有する