システムが完成に近づくと、発注者側で確認するタイミングが来ます。このとき、見た目だけを確認して終わると、運用開始後に問題が見つかることがあります。
受入テストでは、実際の業務に近い流れで操作し、想定通りに登録、更新、確認、出力、通知ができるかを見ます。
受入テストの目的
受入テストの目的は、画面が表示されることではなく、実際の業務が問題なく回ることを確認することです。
発注者側の業務と照らし合わせながら、登録、更新、確認、出力、通知までの流れを確認します。
実際の業務フローで確認する

受入テストでは、機能を一つずつ触るだけでなく、業務の開始から完了までを通して確認することが大切です。
たとえば申込管理なら、申込登録、内容確認、ステータス変更、担当者への共有、一覧での確認までを一連の流れとして試します。
- 新規登録から完了まで進められるか
- 途中で戻ったり修正したりできるか
- 一覧や検索で必要な情報を見つけられるか
- 現場担当者が迷わず操作できるか
権限とデータの見え方を確認する

業務システムでは、誰が何を見られるか、誰が編集できるかが重要です。管理者だけでなく、一般担当者や閲覧のみのユーザーでも確認します。
また、実際に近いデータを入れて、長い名称、空欄、過去日付、件数が多い場合でも破綻しないかを見る必要があります。
- 権限ごとに見える情報が正しいか
- 編集できない項目が守られているか
- 長い文字や空欄でも画面が崩れないか
- 必要な履歴が残っているか
例外やエラー時の動きも見る

通常の操作だけでなく、入力漏れ、重複、権限不足、通信エラーなど、うまくいかない場合の動きも確認します。
エラーが起きたときに、利用者が何を直せばよいかわかることも重要です。
まとめ
- 受入テストは実業務が回るかを見る工程
- 機能単体ではなく流れで確認する
- 権限ごとの見え方を確認する
- 実際に近いデータを入れて試す
- 例外やエラー時の動きも見る


